川崎市で赤ちゃんが生まれたら、「新生児訪問」という制度を利用できることをご存知でしょうか。出産後は慣れない育児に不安を感じる方も多いですが、専門スタッフが自宅を訪問して相談に乗ってくれる心強いサポートがあります。
この記事では、川崎市の新生児訪問がいつ受けられるのか、申し込み方法や訪問内容について詳しく解説します。
川崎市の新生児訪問とは?制度の概要と対象者
川崎市では、すべての赤ちゃんのいるご家庭を対象に訪問事業を実施しています。産後の不安定な時期に専門家のサポートを受けられる貴重な機会であり、初めての育児でも安心して子育てをスタートできます。
この制度は母子保健法に基づいて実施されており、川崎市に住民登録がある方であれば誰でも無料で利用可能です。
新生児訪問の目的と実施される時期
新生児訪問は、母子の健康状態を確認し、育児に関する不安や悩みに対応することを目的としています。川崎市では訪問指導員として保健師・助産師・看護師が各家庭を訪問し、専門的なアドバイスを行います。
訪問の時期は原則として生後60日までとなっています。一般的な新生児訪問は生後28日以内に行われることが多いですが、川崎市では里帰り出産なども考慮して60日以内という期間が設定されています。
出産後14日以内に出生連絡票を提出すると、担当職員から電話で連絡があり、訪問日程を調整する流れになります。
訪問を受けられる対象者
川崎市の新生児訪問は、市内に住民登録のある赤ちゃんとその保護者が対象です。出産後に川崎市へ転入した方も、手続きを行えば訪問を受けることができます。
また、訪問を希望する場合だけでなく、育児に関して相談がある場合にも新生児訪問を申し込むことが可能です。特に以下のような方は積極的に利用することをおすすめします。
- 初めての出産で育児に不安がある方
- 母乳育児についてアドバイスを受けたい方
- 赤ちゃんの発育や健康状態について確認したい方
訪問は無料で受けられるため、気軽に申し込んでみてください。
川崎市の新生児訪問とこんにちは赤ちゃん訪問の違い

川崎市では「新生児訪問」と「こんにちは赤ちゃん訪問」という2種類の訪問事業を実施しています。どちらを選ぶべきか迷う方も多いため、それぞれの特徴を詳しく説明します。
出生連絡票を提出する際に、どちらかを選択する欄がありますので、ご自身のニーズに合った方を選んでください。
新生児訪問の特徴
新生児訪問は、母子保健法に基づく事業で、保健師・助産師・看護師といった専門職が訪問します。訪問では赤ちゃんの体重測定を行い、母子の健康状態を詳しく確認してもらえます。
訪問時期は原則生後60日までで、育児に関する専門的な相談にも対応しています。授乳方法や乳房のトラブル、赤ちゃんの発育についてなど、医学的な知識が必要な相談がある場合は新生児訪問を選択すると良いでしょう。
特に母乳育児に関する悩みがある場合や、赤ちゃんの体重の増え方が気になる場合には、専門職による新生児訪問が適しています。
こんにちは赤ちゃん訪問の特徴
こんにちは赤ちゃん訪問は、児童福祉法に基づく「乳児家庭全戸訪問事業」として実施されています。区役所地域支援課が主催する研修を受けた地域の方が訪問員として各家庭を訪問します。
訪問時期は概ね生後4か月以内で、玄関先での短時間の訪問となります。訪問員は必ず登録証を提示するため、安心して対応できます。
こんにちは赤ちゃん訪問では、主に地域の子育て支援情報の提供が行われます。近所の子育てサロンや育児サークル、利用できる行政サービスなど、地域に根ざした情報を教えてもらえるのが特徴です。
川崎市で新生児訪問を受けるための申し込み手順
新生児訪問を受けるためには、出生連絡票の提出が必要です。川崎市では窓口での提出に加えてオンライン申請にも対応しており、産後で外出が難しい時期でも自宅から手続きできます。
申し込み期限は出産後14日以内となっていますので、早めの手続きを心がけましょう。
出生連絡票の提出方法
出生連絡票は、母子健康手帳に添付されています。記入後は以下のいずれかの方法で提出してください。
- お住まいの区役所地域みまもり支援センター地域支援課の窓口に直接持参
- 各区役所宛てに郵送
- オンラインでの電子申請
出生連絡票には、訪問の種類(新生児訪問またはこんにちは赤ちゃん訪問)を選択する欄があります。必ずどちらかを選んでから提出してください。
また、電話番号は日中連絡がつきやすい番号を記入することが重要です。訪問日程の調整のために担当職員から連絡がありますので、確実に対応できる番号を記載しましょう。
オンライン申請の手順
川崎市では「オンライン手続かわさき(e-KAWASAKI)」を通じて出生連絡票の電子申請が可能です。スマートフォンやパソコンから24時間いつでも申請できるため、産後の忙しい時期に便利な方法です。
オンライン申請を行う場合は、お住まいの区のフォームから手続きを行ってください。申請前には利用規約とプライバシーポリシーを確認し、同意した上で手続きを進めます。
入力内容に不備があると訪問の調整に時間がかかる場合があるため、送信前に記入内容を丁寧に確認することをおすすめします。
川崎市の新生児訪問で受けられるサポート内容
新生児訪問では、赤ちゃんとお母さんの両方に対するサポートを受けることができます。訪問時間は一般的に30分から1時間程度で、事前に質問したいことをメモしておくと効率的に相談できます。
専門職による訪問のため、医学的な知識に基づいたアドバイスが受けられるのが大きな特徴です。
※参照:川崎市公式サイト「赤ちゃん訪問」
赤ちゃんの健康チェック
訪問時には、赤ちゃんの体重測定が行われます。出生時からどのくらい体重が増えているかを確認し、栄養状態や発育状況を専門的な視点で評価してもらえます。
また、皮膚の状態やおへその様子、黄疸の有無なども確認されます。気になる症状がある場合は、医療機関への受診が必要かどうかのアドバイスも受けられます。
赤ちゃんの様子で心配なことがあれば、遠慮なく相談してみてください。些細なことでも専門家に確認できる貴重な機会です。
育児相談とアドバイス
新生児訪問では、育児全般に関する相談に対応しています。授乳の方法や回数、睡眠のリズム、泣き止まない時の対処法など、日常的な疑問にもアドバイスをもらえます。
お母さん自身の体調についても相談可能です。産後は心身ともに不安定になりやすい時期ですが、専門家に話を聞いてもらうことで気持ちが楽になることも多いです。
訪問後も不安や悩みが続く場合は、追加の訪問を希望することもできます。必要に応じて他の支援サービスへつないでもらえるため、一人で抱え込まずに相談してみましょう。
川崎市の新生児訪問を里帰り先で受けたい場合の手続き

里帰り出産をする場合でも、滞在先の自治体で新生児訪問を受けられる場合があります。ただし、事前の手続きが必要となるため、早めに準備を進めることが大切です。
川崎市外の里帰り先で訪問を希望する場合は、まず滞在先の自治体に新生児訪問が可能かどうかを確認してください。自治体によっては対応できない場合や、自己負担金が発生する場合があります。
滞在先で訪問可能であることを確認したら、川崎市の各区の申請フォームからオンラインで依頼書の申請を行います。依頼先との訪問調整には3週間程度かかることがあるため、訪問希望日まで余裕を持って申請してください。
反対に、川崎市に里帰りしている方で訪問を希望する場合は、各区役所の地域支援課に直接連絡してください。住民登録のある自治体からの依頼書が必要になる場合がありますので、両方の自治体に確認を取りながら手続きを進めましょう。
川崎市の新生児訪問に関する各区の問い合わせ先
川崎市は7つの区で構成されており、新生児訪問に関する問い合わせは各区役所の地域みまもり支援センター地域支援課が窓口となります。受付時間は平日の午前8時30分から午後5時15分までです。
各区の連絡先は以下のとおりです。
- 川崎区役所地域支援課:044-201-3214
- 幸区役所地域支援課:044-556-6648
- 中原区役所地域支援課:044-744-3308
- 高津区役所地域支援課:044-861-3315
- 宮前区役所地域支援課:044-856-3302
- 多摩区役所地域支援課:044-935-3264
- 麻生区役所地域支援課:044-965-5234
出生連絡票を提出していない場合でも、区役所から訪問の連絡がくることがあります。これは全ての赤ちゃんのいる家庭を把握し、必要なサポートを届けるための取り組みです。
川崎市の新生児訪問に関するよくある質問
Q. 新生児訪問は必ず受けなければいけませんか?
新生児訪問は強制ではありませんので、希望しない場合は断ることも可能です。ただし、赤ちゃんの発育状態を専門家に確認してもらえる貴重な機会ですので、できる限り受けることをおすすめします。
特に初めての育児の場合は、専門家に相談できる安心感があります。部屋が散らかっていても、ノーメイクでも全く問題ありませんので、気軽に利用してください。
Q. 訪問当日に準備しておくものはありますか?
母子健康手帳を手元に用意しておくと、出産時の記録や赤ちゃんの情報をスムーズに確認できます。また、聞きたいことや気になることを事前にメモしておくと、限られた訪問時間を有効に使えます。
訪問では赤ちゃんの体重測定を行うため、おむつ替えができるスペースを確保しておくとスムーズです。特別な準備は必要ありませんので、普段どおりの状態でお待ちください。
Q. 出生連絡票の提出が14日を過ぎてしまった場合はどうすればよいですか?
14日を過ぎてしまっても、出生連絡票は提出できます。できるだけ早めにお住まいの区役所地域支援課に提出または連絡してください。
訪問の時期は生後60日以内(こんにちは赤ちゃん訪問は生後4か月以内)となっていますので、期間内であれば訪問を受けることが可能です。不明点がある場合は各区の窓口に問い合わせてください。
まとめ
川崎市の新生児訪問は、生後60日までに保健師・助産師・看護師が自宅を訪問し、赤ちゃんの健康状態の確認や育児相談に応じてくれる制度です。出産後14日以内に出生連絡票を提出することで申し込みができ、窓口・郵送・オンラインの3つの方法から選べます。
「新生児訪問」と「こんにちは赤ちゃん訪問」の2種類があり、専門的な相談をしたい場合は新生児訪問、地域の子育て情報を知りたい場合はこんにちは赤ちゃん訪問がおすすめです。里帰り出産の場合も、事前に手続きを行えば滞在先で訪問を受けることができます。
産後は心身ともに大変な時期ですが、専門家に相談できる新生児訪問を活用して、安心して子育てをスタートさせてください。不明点があれば、お住まいの区役所地域支援課までお気軽にお問い合わせください。
